星が綺麗な夜に泣いたことのない人間を、私は信じることなんてできない
なんて思われても良い なんとも思われたくない
何も言わないほうが美しいまま終わることなんて山ほどあるんです
でもわかっていてもいつも喋りすぎちゃうね
ひとりにいっこずつ命がくっついていて
そのいっこずつにたくさんの道がばら撒かれています
どっかのレールと交差したり
ぶつかられて道なんてない道に吹っ飛ばされたり
ちっちゃい石ころにつまづいただけで泣いちゃったり
大きな岩に潰されても立ち上がれちゃったり
苦しいことが正しいことでも、
笑顔を忘れないことが正しいことでもない
天国一歩踏み違えたら地獄、
でもそれって地獄の隣に天国がいるってこと?
一秒先の自分のご機嫌がわからない私たちにも
強くなりたい弱いままの私たちにも
きっと本当に全部が夢で
明日の朝、全てが灰色に成り代わっていたら
安心するのかな あなたはどう思うのかな
ほんとうに1番大事なことが上手く声に出せないんです
それが言葉の範囲を超えてしまうから
声にならないままいつも喉の奥につっかえて魚の骨みたいです
余計なことばかり口にしてしまうね
生きたいな、生きていけるかな
死にたいな、でも怖くて死にそうだな
幸せになりたいなんて無謀な願いごとをするくせに
幸せの匂いが少ししてくると途端に全部が怖くなる
辛くても嬉しくても同じくらい死んでしまいたくなるの