2017-05-10 揺り籠 透明の中に青が入り込むように 睫毛の隙間に冷えた雨のにおいがうつるように 曇硝子に爪で書いた 意味のないおまじないと 汗ばむ首をかんがえて 知らないを埋める駅の雑踏に 揺り籠