寝てないよ涅槃だよ

おまじないと詩歌とメモ切れ

シンスイという言葉における

表紙の折れた漫画雑誌を海に浸してみるんだ

泣いた君のえくぼが小さな海になっているんだ

淡水魚が海に憧れている なぜだか知っているかい

青い水がどこから湧くのか ぼくだけがしっている

つまさきの色が水面に感染る 少しだけどあからんだ下くちびる

そこから沸き立つのはあの日死んでしまった金魚の怒りだ