死人を勝手に星にするな
死人を勝手に星にするな
溢した緑 吐き出した
削れた爪の 先を噛み砕いて
銀歯の奥に 挟まる意識
蜂蜜 ミルクティ
蝕む 黒くなった距離
天井に向かって犬を転写するおとうと、きみの網膜どこだ
布団潜り込んで ウサギの真似して
「さみしい死んじゃう」
野菜嫌いなくせに 地球に優しくしないから
地球も君には優しくないの
財布の中は 昨日買ったお菓子のレシート
爪とか磨けるね
あーあ ああ 山積みの 服、課題はしらんかお
あーあ 綺麗にした指で 弾き落とす空の缶
カーテン締め切った 1人の振りして
こんどは晴れるかな
新しい傘 でも 電車に忘れてきた
私に世界は優しくないね
どこに行っても 今日も明日も昔の話
覚えてないよそれ
あーあ ああ 目隠して 見ないふりのままでいた
あーあ 昨日のわたしなら なんて言えたかなぁ
事故防止 サービス向上
止まる機械
なにもできない
天使を捕まえるための虫取網
破けてしまった
眩しいものは全て等しく
白の延長線上にある
充電コードで首を吊った
ほんのりと沸騰した水の垢
ピアノが弾けないまま大人になってしまった
薔薇の花で顔を覆うテンプレート
昨日は三回つまづいたから
朝の雲に溶けてった僕の猫を煙草と一緒に吸い込んだ
あなたの約束を許さなかった
学校にはちゃんと行っているかい
明日もきっと寒いよ