寝てないよ涅槃だよ

おまじないと詩歌とメモ切れ

酸化

なんだか久しぶりに恋をしたかのような赤い頬の君は

冷めきった湯船に顔を埋めて波紋を読んでいる

火照った指先の血の色を口に含んで

鉄の味を思い出すんだ

換気扇の騒々しい音が

子守唄なのでねむたくなってくる

このまま目を 覚まさなければ

明日はきっと 錆びきった赤色が君にも咲くんだろう