「なくしたものって、どこに行ってるんだろう」 目の前を茶色い猫が通り過ぎる 指紋のついた眼鏡 煩わしいのは視界だけではなかった 「眼鏡に雨がつかないようにしてほしい」 すっかり曇った空はまっしろに牛乳みたいにぺかぺかしていたけど、明日も明後日も…
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