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寝てないよ涅槃だよ

おまじないと詩歌とメモ切れ

またね

 

 

 

お兄さんが死んだ

 

死んだよ 連絡が来たのは2日後だった

 

お兄さんがいるというところへ来たけど

 

お兄さんはどこにもいないし

 

お兄さんが足の下にいるとか言われたって私にとってのお兄さんはお兄さんであってお兄さんのひらがなで、お兄さんの目ん玉の黒いとこの煙だったわけであって 

 

お兄さんはいない

 

お兄さんのボールペンを握りしめた

 

お兄さんのボールペンで冷たくなった石ッコロにひらがなを書いた

 

お兄さんのボールペンを齧った

 

お兄さんのボールペンをまんなかのとこで折った

 

折った

 

踏んづけた

 

またねと言ったわたしは石ッコロを蹴り飛ばして

家に帰ってお酒を飲んだ

 

 

忘却を思い出すことの意味が君にあることを握りしめている

 

 

 

薄暗く光る部屋の

 

布団の隅にチラリと見える

 

爪の先のあの反射する一ミリ

 

ペット禁止 猫の声

 

ああ猫がないてる

 

旧友 いかがおすごしか

 

僕はもう 君の顔が思い出せない

 

 

 

 

予定

食事を済ませた

家から歩いて17分の ギフトショップに行った

ひとつ蝋燭と メッセージカードを買った

机の上に広げて

ペンを持ってみる

驚くほどなにも書くことがない

わかっていた

それをわかってはいた僕はわかっていましたよというつもりのシーリングをカードの真ん中に垂らしている

さてだれへのつもりのカードだっただろうか

僕はそのカードを蝋燭の芯の少し後ろにざっくりと差し込んだ

今日 食事を済ませて 家を出て 17分を歩いて 蝋燭とカードを買って ペンを持って ペンを置いて カードに蝋のような赤い丸を垂らして それを蝋にざっくりと差し込んで そしていまのこと

何億年も前から決まっていたの

何億年も前から そうであったの

タイトル未定

‪たまに、極々たまに、この人はいつかの昔にわたくしと同じ個体、あるいは同じ個体の一部、別々の部分でもよいのですが、そういった「同じ」を共有していたものではないのかなと そう思うときがあります そういうときは この人の目ん玉、耳、手の先人差し指の爪の白いとこ、みたこともないそんなとこを 想像して それらが触れるもの、空気、ペン先、睫毛 そんなようなものを考えます ‬ わたくしは個体です しかしそうしてきっとたくさんのなにかが集まって、ドロっとして くっついて ギュウっとなったもののことなような思いもします バスの中で 四角くなった昼過ぎの空を見ているときと同じ思いです 空は一枚でしょうか そんなような気もするけど、そうでないような気もするのです 不味いとわかりながら吸ってしまうあなたの煙草のケムリが、流れて、雲の色とギュウっとなることも、また似ているようなそんなかんじなのです 煙草 煙草なんて書いてしまうとすっかり薄まってしまうような気がしますが、そこはあまり考えなくてよいのかな タイトルが未定です 決まる頃にはなにかもうひとつ